第2場面
安宅の関での弁慶と富樫の対決
死のふちに追いやられた弁慶は、決死の覚悟で富樫と対決し、ついに安宅の関を通過します。
能「安宅」の一番の見どころです。
・通行を拒否され呪詛の勤行
・勧進帳の読み上げ
・義経投打と実力行使によって通関許可を獲得
弁慶は安宅の関を通過するための対策をいろいろ練っていたと思います。ああくればこう出ようと・・・
ところが思いもよらない出来事が起こってしまいます。全く予期しなかったこと。
それは義経一人が関の通過を止められたことです。
さぁ、ここで弁慶の大芝居が始まります。
「安宅」の一番の見どころだと思います。
さあ、いよいよ明日、「安宅」です。
もっともっと詳しく「安宅」について展開したかったのですが、時間切れ。スミマセン!
弁慶が読み上げた『勧進帳』も現代語訳しながら紹介いたかったのですが、
終わったあと、「安宅を勤めて」というタイトルで紹介することにします。
今日は国立能楽堂で、天皇・皇后両陛下がご覧になる天覧能がありました。
皇室の公式行事とあって、警備が大変で、とんだ大騒ぎでした。
ご覧になったのは、能「三笑(さんしょう)」。
大槻文蔵、梅若六郎、観世銕之丞らの出演。