舞台暗転の中、月影千草が「紅天女」について語るナレーションから能「紅天女」は始まります。
月影千草とは、「ガラスの仮面」に出てくる人物です。
原作は漫画、脚本は宝塚の演出家という話題性に富み、能の公演として今までに例を見ないほどマスコミの注目を浴びたようです。
ヤフーのオークションでは、この公演のチケットが正規の3倍から4倍の値で取引されていたとか。
私は恥ずかしながら、この漫画読んだこともなく、TVでドラマになったことも知りませんでした。
この公演の前に、本屋さんのコミックコーナーでこの本を確認した程度です。
それも本を眺めただけで、さすがに手に取るのは人目もあり、はばかれました。
この作品を理解する資料は、国立能楽堂から頂いた資料のほか、知り合いの愛読者の話、あとはもっぱらインターネットによる検索によりました。
原作すら読んでいないので、生意気なことはいえないのですが、
その中身はというと、これはもうちゃんと能になっていたと思います。
テーマは人間の自然破壊、そして愛です。
室町の南北朝の時代、人災、天災によって世の中が乱れ、それを救うには樹齢千年の梅ノ木を伐り仏像を作れという神託が下され、その使命を担った仏師が、ある女性と恋に陥ります。
実はその女性は梅の木の精で、この仏師が愛するものの命と引き換えに、世に平安をもたらした・・・・そんな物語です。
公演のあとの打ち上げで、原作者の美内すずえさんが云われていましたが、、漫画では劇中劇の紅天女の全貌は決まっておらず、まだその実態は読者には明らかにされていないようで、結果的に能「紅天女」が、原作の漫画の先取りした形になったそうです。
4月に大阪で、5月に東京で再演の予定があるとか・・・・
今回見逃した方、まだチャンスはあります。
このブログでも情報が入り次第お知らせします!!!

これは差し入れされたお酒です。
その名も、「純米醸造酒 紅天女」
灘の酒で、その蔵元に伝わる梅の木の伝説と、「紅天女」のイメージに合ったゆえ、命名されたとか・・・・・
なかなかの美酒でした!!!
抜け目なく、一本頂いて帰りました。
本日の大きな収穫です!!!!!
27日の月曜日、NHKの夜10時からの「ニュース10」で、能「紅天女」が取り上げられるそうです。