今日新作能「紅天女」の最後の稽古がありました。
この新作能、今週末24・25日に3回公演がありますが、そのチケットは発売からなんと、わずか2時間足らずで完売したそうです。
原作が、
美内すずえさんのベストセラーの少女漫画「ガラスの仮面」に出てくる作中劇「紅天女」、
能の脚本が、宝塚歌劇団の植田伸爾氏、
少女漫画と宝塚が能の世界にやってきた! これだけでもすごい話題性があります。
しかもポスターやチラシが右の写真で、これはそのまま少女雑誌の表紙になりそうですね。
最初に台本を頂いたときには、正直言ってこれが能になるのかと抵抗感がありましたが、
色々と改作されてゆき、最終的には能らしい力強い作品になったと思います。
この公演を見に来られるお客様の大半が、「ガラスの仮面」の愛読者だと思われます。
当然それぞれ自分のなかで、「紅天女」をイメージし育てあげていると思うのですが、
能「紅天女」がその人たちにどのように受け止められるのか、興味深いところです。