来年の元旦、朝7時よりお正月の能番組の先陣として、『もう一つの「翁」』がNHK教育TVにて放送サされます。
この『もう一つの「翁」』は、今年の五月横浜能楽堂の企画公演で上演されたものを、一昨日放送用に宝生能楽堂において新たに収録しました。
お客様を入れずに収録のためだけの上演でした。
古態 翁
観世権守 観世銕之丞
宝生権守 田崎 隆三
観世方千歳 山本東次郎
宝生方千歳 山本 則重
笛 一噌 幸弘
小鼓 曽和 正博 曽和 尚靖 住駒充彦
大鼓 柿原 崇志
観世方後見・地謡 浅井 文義 柴田 稔 馬野 正基
宝生方後見・地謡 小倉 敏克 武田 孝史 宝生 和英
三番三後見 山本 則直 山本 則俊
『もう一つの「翁」』は世阿弥、観阿弥以前に行われていた上演形態を復元しようと、実験的な試みで行われたものです。
このブログでも7回にわたってその内容を報告しています。ご興味のある方は
『もう一つの「翁」』をご覧ください。
その中でもおおざっぱな内容を把握するには、→
こちらまで。
今年のお正月は、これもまた横浜能楽堂主催の
『翁・打ち掛り』が放送されました。大夫は故観世栄夫師でした。
『翁・打ち掛り』は江戸時代に大鼓の楽師が遅れて来て、幕から打ちながら舞台に入ってきたという事件が起こったのですが、この様子が面白いということになり、特殊演出として後世に伝承されてきたものです。
NHKはどうも普通の翁では物足りなくなってきているのでしょうか・・・(笑)