この間の日曜日、家族で夕飯を近くの焼肉屋に食べに行きました。
ジャンバーを引っ掛けて、ポケットに携帯を入れて出かけたのですが、
店に着いて暑いからジャンバーを脱いで食事していました。
家内と息子は酒を飲まないので(息子はまだ飲めない年ですが)、一人でビールやらワインを飲んでいい気持ちになって、家に帰り、翌朝出かける前になって携帯が見当たりません。
可能性があるのは焼肉屋の店だけなのですが、何度も連絡しても忘れ物にはないといわれてしまいました。
歩いてわずか5分ばかりのところで途中で落とすなんて考えられませんが、最後の頼みの綱として駅前の交番に紛失届けを出しに行きました。
お巡りさんに携帯の機種やら色やら特徴を報告して来たのですが、個人情報保護法の威力はすごいです。
そのお巡りさんいわく、
以前、警察に携帯電話の紛失届けがあって、携帯電話を調べて自宅へ電話したそうです。
そうするとその持ち主から、どうして勝手に携帯の中を見たのだ!
と、文句を言われたそうです。
それ以来、携帯を預かっても中身はいっさい見ないことにしているそうなのです。
以前に地下鉄の中で携帯を忘れ、忘れ物センターに届けられていたのを突き止めてなんを逃れたことがありましたが、そのときも係りの人は、携帯の中はいっさい見ない、と言っておられました。
プライバシー保護に引っかかるのでしょうね。
携帯の中身を調べて、本人に連絡してあげる方がよっぽど親切なことですし、落とした本人もありがたいことだと思うのですが・・・
忘れ物の携帯は本人が連絡して見つけてこない限り、本人の元には戻らないという、世の中の仕組みになっているようです。
なんだか変な世の中です!