昨日、国立能楽堂の定例公演で、片山九郎右衛門師による『実盛』の能が上演されました。
地謡に座っていて、
「今日はいい舞台だったなぁ・・・」
と思う時が年に数回かありますが、昨日の舞台はまさにその「いい舞台」でした。
[続く(昨日はここで眠くなってダウンしました!(^_^;)]
昨日の舞台、役作りにおいても、まったく気負わず、ごくごく自然体で演じられていました。
技を見せ付けるわけでもなく、かたくなに自己主張するわけでもなく、若輩の私が言うべきことではないかもしれませんが、
本当に素直で品格を伴った舞台だったと思います。
時空を超えて、実物の実盛が目の前に現れたかのような錯覚が生じました。
あの狭い3間四方の空間が、タイムスプリットして過去の時代へと遡ったかのようです。
老骨の気概を見せ付ける能・「実盛」は、今までに先代の銕之丞師や榮夫師の『凄みのある名演』が脳裏に染み付いていますが、
それらとはまた違ったかたちでの、素晴らしい舞台でした。
「役作り」ということを改めて考えさせられました。
今後の私の大きな課題にしたいと思います。