
われらが<ウルトラ尉>、観世榮夫先生が昨日・8日早朝に他界されました。享年79歳。
この日は銕仙会の定期公演の日でもあり、開演の冒頭に銕仙会のメンバー全員が舞台に上がり、「江口」・キリ(思えば仮の宿~)の部分をお手向けとして捧げました。
先月・5月2日、榮夫師は中央高速道路・八王子付近で交通事故を起こされ、同乗しておられた荻原達子さんは死亡という惨事がおきました。その時のマスコミの発表では、運転していた榮夫師は軽症とありましたが、じつは肋骨を複数骨折するという重傷だったのです。
当初はICUでの治療でしたが、順調な経過で小康状態にまで快復し、車椅子に乗ることも出来るようになっておられましたが、しかし持病の大腸ガンが悪化したため、このたび急逝されました。
おりしもこの日の銕仙会の公演では、パンフレットに渡辺守章氏(東京大学名誉教授)による「荻原達子さんの追悼文」が掲載されていました。荻原さんと榮夫先生、なにか深い因縁を感じずにはおれません。
私はこの一ヶ月何度かお見舞いに行っているのですが、虫の知らせなんでしょうか、亡くなられる前日に病院を訪れました。関係者としては最後の対面になったようです。榮夫先生は私が来るのを待っていてくれた、そんな気がしてなりません・・・
葬儀はご本人の生前のご遺言から、身内だけの密葬で行われることになりました。
合掌。
上の写真は仕舞「景清」。昨年の青葉乃会の時のものです
(撮影者、前島写真店・駒井圭介氏)