
今日法政大学の入学式が日本武道館で行われ、式典の最初に能「羽衣」が上演されました。
会場には新入生、父兄、大学関係者ら合わせて一万人近く列席されています。
360度の客席は人、人、人・・・、ぎっしりの超満員、はるか上に目をやり辺りを見回すと、その景色たるや圧巻です!一万人分の『気』を感じてしまいます。
能「羽衣」のシテは法政大学卒業生の浅見真州師。銕仙会の先輩です。
こんな環境で能を舞えるとは、さぞかし気持ちよかったでしょうね。
日本武道館とはその名のとおり、元は武道を行う場所として生まれ、日本の柔道が正式にオリンピック競技に認定された東京オリンピックの時に建てられました。
その後、いろんなイベントにも使われるようになったようですが、
ここで最初にコンサートを行ったのは、かの「ビートルズ」で、
最初に能を上演したのは、浅見真州さんだそうです!! (浅見さん、すごい!)
法政大学には、「法政大学能楽研究所」という能の研究所としてはトップクラスの機関があります。同時に法政大学が全国に誇る研究機関でもあるわけです。
つい一週間ほど前にも、この大学の新校舎のこけら落としに能の上演がありました。
いかに法政大学が能に力を入れているかが伺えます。
それにしても大学の入学式で能を見れるなんて、素敵ですね。
今日の一万人の出席者の中で、ほとんどの方が能とは初体験だったと思うのですが、
入学式のよき思い出になったことと思います。
日本武道館の南側のお堀は『千鳥ヶ淵』といって、都内でも屈指の桜の名所となっています。
今日はあいにくの雨、それに桜の峠を過ぎて散り桜、花冷えでした。
こんなマイナスの要素が重なっても、まだまだ桜は雄姿を残しています。
上の写真(携帯電話で撮ったので画像は超悪し!)は今朝撮ったものですが、右下の水面をご覧ください。
白桃色に濁ったかたまりがあります。
桜花弁の大量の吹き寄せなんですね。
こんな光景はじめてみました。
なんだか幽玄的な美しさを感じてしまいました。
でもこの花弁、どこに消えてしまうのでしょう・・・。