第6回青葉乃会
~平成19年6月30日 午後4時初め 於・銕仙会能楽研修所(表参道)~
観阿弥の作品・「自然居士」、その白昼劇の特性を生かすため、今回銕仙会の舞台で外光を取りいれて上演する試みを行います!
第一部
仕舞
隅田川 観世銕之丞
花筐(はながたみ)クセ 観世榮夫
能
自然居士
シテ 柴田 稔 子方 柴田理沙 間狂言 茂山千之丞
ワキ 工藤和哉 ワキツレ 則久英志
笛 藤田次郎 小鼓 大倉源次郎 大鼓 原岡一之
後見 観世銕之丞 岡田麗史
地謡 山本順之 浅井文義 西村高夫
小早川修 泉雅一郎 安藤貴康
第二部
座談会 テーマ
「稚児の世界と能面」
~児姿(ちごすがた)は幽玄の本風なり~ (二曲三体人形図より)
出席者 松岡心平(東京大学教授)
成田美名子(漫画家)
石塚しげみ(能面作家)
柴田 稔(能役者)
「自然居士」は禅寺の喝食(かっしき)で、半俗半僧の稚児が、さまざまな芸を見せて人商人から少女を救い出すという唱導劇です。
※喝食・・・禅寺で食事の世話をする少年

このシテ・自然居士に使用する面は『喝食』(左の写真は銕仙会所蔵、近江作)で、年のころ12、3才から16、7才とされていますが、とても妖艶な色気が漂っています。
室町時代には禅寺の喝食は、多くは美少年が選ばれ、化粧をし美しい服を着て稚児の役割を果たしていたとされます。
また『十六』という面は、16歳で亡くなった平敦盛を描いたとされ、公達姿の美少年の顔をしていますが、この面は稚児の面とも呼ばれていたようです。
世阿弥もみずからがそうであったように、稚児の美しさをたたえ、その美しさを幽玄美の根源として捉えています。
この幽玄美の根源として捉えられた
稚児と、その姿を現した
能面との関係を探ってみるのが今回の座談会のテーマです。
チケット/一般4千円、学生2千円 全席自由席 200席限定