沙羅(しゃら)の花(夏椿とも)
自宅の近く、ある民家の庭先に咲いていました。盗撮です(笑)
朝に咲き夕刻には落ちてしまう、儚い一日花。直径7〜8センチほどの白い清らかな花です。
6月から7月にかけて梅雨の時期に咲き、毎年この時期になると、沙羅の花を見るのを楽しみにしています。
芥川龍之介の相聞詩にこの沙羅の花が出てきます。
この相聞詩とは、大正13年8月、芥川が31歳の時、軽井沢の避暑地で14歳年上の片山広子と出会い、その恋の世界を詩で書き綴ったものです。
このブログでは何度も紹介しましたが、佐藤春夫の現代語訳で再掲載しておきます。
相聞 (三)
また立ちかえる水無月の
嘆きを誰にかたるべき
沙羅のみづ枝に花さけば
かなしき人の目ぞ見ゆる
繰り返し読めば読むほど味わい深く、まぶたに情景が浮かんできます。
声を出して読むと、芥川の強い意志を感じてなりません。
佐藤春夫がその著書「美の世界、愛の世界」において、芥川の相聞(三)を取り上げており、
今日は佐藤春夫の現代語訳を紹介します。
『相聞という題は愛人に寄せるものという意味であるが、始めてその人を見た思い出の水無月(旧暦6月のこと、時には青水無月ともいう)になってきたが、この秘めたなげきは、誰を相手に語ろうか。その人もない。
今に沙羅の若葉したみずみずしい枝に花が咲き出して、せつなくもわが思う人の瞳がおもかげに浮かぶであろうに。』
(2006/11/12 ブログ抜粋)
恩師の観世栄夫先生は、芥川の相聞詩を基に能舞「相聞」を創作されました。
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