6月14日の銕仙会公演で「一角(いっかく)仙人」を演じます。
”一角”と名の付く仙人が、女色と酒によって罠にはめられ、厳しい修行で得た神通力を失ってしまうという物語です。
どうしようもない男の愚かさがテーマになっていますが、裏を返せば、男の無垢と純朴の美しさが根底にあると思います。
この作品のサブタイトルを「無明の酒の哀しさ」としました。
銕仙会定期公演〈6月〉
令和元年6月14日(金) 午後6時開演 於:宝生能楽堂
番組
能 班女・笹之伝 馬野正基
狂言 磁石 野村万蔵
能 一角仙人 柴田稔
この公演に先駆けて事前講座を設けました。
銕仙会定期能〈6月〉 事前講座
6月5日(水)午後6時半~8時 於:銕仙会能楽研修所(表参道)
・「班女」、「一角仙人」の解説 姫野敦子 (清泉女子大学准教授)
・演目にちなんだ仕舞
楊貴妃 馬野正基
大江山 柴田稔
入場料無料 予約不必要
公演のチケットの問い合わせとお申込みは銕仙会のHPをご覧ください。
能「一角仙人」につきましては、私なりにこのブログで紹介してゆきます。
どうぞよろしくお願いいたします。