平成30年1月13日(土) 銕仙会定期能〈1月〉
銕仙会初会まで一週間を切りました。
初会の「翁」で、私は翁太夫の役を勤めます。初役です。
私なりに、初めて「翁」をご覧になる方、また初心者の方のために、これだけは知っておいた方が良いと思われる事柄を、
演者の立場から紹介してみたいと思います。
・番組構成
今回の公演では、「翁」の後に「玉井(たまのい)」という脇能が続きます。
これは翁付き脇能といわれ※1、「翁」のあと、休憩なしに引き続いて「玉井」が上演されます。
「翁」が終わると、地謡は囃子方後方の後座(あとざ)※2より常の地謡座に移動し、囃子方はそのまま居残ります。
ただし「翁」では小鼓が3人出ていますので、頭取(とうどり)だけが居残り、両隣の脇鼓の2人は幕に退場します。
所要時間は「翁」が65分、「玉井」が110分程。合わせて約3時間という長丁場の上演となりますので、それなりの覚悟でご覧ください(笑)
また「翁」が始まると途中入場はできなくなります。
開演に遅れた場合、翁帰りから三番叟の舞に移る舞台転換の時に、始まってから約30分後にしか入場できません。
ご注意ください!
<「翁」の構成>
・登場人物4人
翁太夫(シテ方) 千歳(シテ方) 三番叟(狂言方) 面箱持ち(狂言方)※3
・場面構成 前後の二場面から構成されています
前半 千歳の舞、翁の舞 35分
後半 三番叟の舞(揉の段、鈴の段) 30分
千歳の舞・・・露払い的な役割で、その場を浄める役目
翁の舞・・・・白式尉の面を付け神の姿となって天下泰平、国土安穏を祈る
三番叟の舞・・五穀成就を祈る
揉(もみ)の段・・躍動的な舞で、千歳の舞の役目を果たす
鈴の段・・・・・・黒式尉の面を付け鈴を持ち五穀成就を祈り、翁の舞と同等の意味を持つ
鈴を振るー種まきのさま 足拍子ー大地を踏みしめるさま
前半の翁の舞が終わると翁太夫は千歳を引き連れて幕へ退場します。これを「翁帰り」というのですが、先ほど言いました遅れてきた方が入場できるのは、この翁帰りのあとになります。
※1 能が江戸時代に幕府の式楽となって翁付き五番立てという上演形式で行われるようになった。翁のあとに引き続いて脇能が演じられ、そのあとは修羅能、鬘物、狂い物、鬼神物、留めに祝言という番組立て。
※2「翁」の舞台に限って地謡は囃子方の後ろに座つきます。これは室町時代の舞台では今日のように地謡座がなく、地謡は囃子方の後ろに座っていた名残をとどめているとされています。
※3 登場人物が4人出るのは観世と宝生流だけ。金春、金剛、喜多流では面箱持ちは千歳の役を兼ねて、登場人物は3人となります。
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