昨日、川崎能楽堂において、75回[川崎定期能」の公演がありました。

1部
狂言[魚説法」 石田幸雄
能 「胡蝶」 鵜沢 久
2部
狂言[鐘の音」 野村万之介
能 「阿漕」 山本順之
この川崎能楽堂は、川崎駅より徒歩3~4分、集合住宅の立ち並ぶ一画に建っています。
客席数148席という小規模ながら、年に3回もの定期公演が行なわれているのです。
川崎市の主催です。
市町村の行政がこのように能を保護し、応援していただけることは、われわれ能に携わる者にとってとてもありがたいことです。
この能楽堂の建設もおそらく、市民の皆様の強い要望に市が応えたのでしょうね。
私の住む市では、以前には毎年薪能が行われていましたが、それが2年に一度になり、ついには無くなってしまいました。とても残念です。
諸事情はあるのでしょうが、行政が文化を市民に提供するという姿勢を、強く持って欲しいです。
川崎市の努力には大きなエールを送りたいです。
われわれに出来ることは、いい舞台を創ることです。
ご覧になったお客様が、「また観てみたい」、そんな気持ちになるような舞台創りに励みたいと思います。

写真上:川崎能楽堂の舞台の様子
写真中、下:能「胡蝶」、後シテ胡蝶が頭に載せる天冠とちょうちょ(無気味でかわいいです!)