
奈良の大仏さまです。
この盧舎那(るし ゃな)仏が安置されている、東大寺・大仏殿の前に舞台が作られ、能の公演がありました。

「世界遺産劇場」と称する催しで、5月4日より3夜連続の公演。
初日はゴダイゴのコンサート。エンディングは「ガンダ-ラ♪」だったそうです。
二日目は野村万作、萬斎親子の共演による狂言の会。
三日目が能・狂言の会。
能は「安宅」です。弁慶に観世銕之丞、富樫に宝生欣哉、能力に野村萬斎。(ちなみに私は義経一行の山伏でした)
弁慶が機知を働かせ、安宅の関守・富樫の前で読み上げたのが、南都東大寺建立のためという勧進帳。
ここ、東大寺のことで、いわばご当地ソング!?

「安宅」が始まって道行を謡っている頃、「ボーーン、ボーーン」と鐘の音が聞こえてきました。これがサイレンやチャイムなら興ざめですが、鐘の音はまったく違和感が無く、能の中に自然と溶け込むのが不思議です。
能の公演の時には空模様が怪しく、途中の休憩をカットして行われましたが、この判断がまさに的中し、終演直後に雨が降り始めました。
これこそ弁慶顔負けの、「機知」の判断でした!