能「羽衣」の舞台、三保松原が世界遺産に！

6月22日

ユネスコ世界遺産委員会は、プノンペンでの会議で富士山を世界文化遺産登録を決定しました。

三保松原に関しては、「４５キロ離れ、山との一体感に欠ける」という理由で、当初は難しいとみられていたのですが、日本の熱意が伝わったようで、富士山と合わせえて一括登録されることになりました！

「羽衣」の舞台となっているのが三保松原です。

今回の決定、誠にめでたいことで、能関係者としてはこの上ない喜びを感じます。


三保松原では羽衣の松を背景に特設舞台を設置して、毎年薪能が行われ、

演目は2曲。そのうち1曲は必ず「羽衣」が演じられています。

これからは世界文化遺産の三保松原の地で、同じく世界文化遺産の能が演じられることになるわけで、

素晴らしいことですね！


私が所属する銕仙会では、三保松原薪能を今秋（来年かも）担当することになっているようで、

いち早く世界遺産がらみの「羽衣」が銕仙会のメンバーで上演されることになります。