今日は新宿・初台にある代々木能舞台で、果迢会の公演がありました。夜の公演です。
仕舞 田村 浅見真高
鵺 武田文志
是界 小早川泰輝
能 蝉丸 浅見慈一 小早川修
代々木舞台、ここは浅見真高師宅の、母屋のから庭を挟んで屋外にあります。
(個人のお家に能舞台があるって良いいですね。前回は京都の青木さん宅の舞台を紹介しましたが、本当にうらやまし~~~~い限りです)
この舞台面白いことに、橋掛りの下がトンネルになっていて、幕内と切戸がつながっています。トンネルの中が楽屋になっているのです。橋掛かりの松も庭に根を生やした本物です。
外の空気を肌で感じながら、自然と一体になって能を舞うなんてとても風情があります。秋には虫の音の伴奏付です!
浅見真高師は関東の能楽師の中では最高齢で、今年81歳になられるそうです。
今日の仕舞は、そんな年をまったく感じさせないご立派なものでした。
敬服するばかりです。
蝉丸に使われた「藁屋」の作り物です。
これも全部、真高さんの手作業による作品です。
最近ではもっぱら竹屋さんに頼んで作ってもらっていますが、自分で出来ることは全部自分でするんだと、身をもって教えておられるようです。
見習わなくてはいけません。
今日は良い勉強になりました。
追、
この日の演能、付祝言無し。
拍手、一番最後に一度だけ。