10月6日(土) 青葉乃会の番組をお知らせします。
能「山姥(やまんば)」
シテ女・山姥 柴田 稔
ツレ百万山姥 鵜澤 光
ワキ従者 殿田 謙吉
ワキツレ供人 御厨 誠吾
〃〃 梅村 昌功
アイ里人 石田 幸雄
笛 藤田 次郎
小鼓 鵜澤洋太郎
大鼓 大倉慶乃助
太鼓 徳田 宗久
地謡 観世銕之丞 西村高夫 小早川修 泉雅一郎 安藤貴康 青木健一
後見 清水寛二 鵜澤 久
自然精霊そのものの化身である山姥と、芸能者である百万山姥との対比で世阿弥作の能『山姥』は能の中でも異例にスケールの大きな世界を描いています。
創作舞踊「花の山姥」
小鼓・舞踊 麻生 花帆
尺八 小湊 昭尚
箏 本間 貴士
構成・演出 笠井 賢一
『我という 地層を深く 掘り行けば
原初のわれは 山姥ならん
瓶に挿す 彼岸桜と馬酔木咲き
山姥の庵は 花盛りなる
地の魂を 喚び起しつつ 歩むなり
枝音つよく 打ちひびかせて』 (鶴見和子)
社会学者だった鶴見和子女史は、75才のとき脳内出血で半身不随となるものの回生を遂げら、
その後、『回生』、『花道』、『山姥』の三冊の歌集を上梓されました。
今回は『山姥』の歌集をもとに、創作舞踊のための新たな作品が構成されます。