2月10日(金) 銕仙会定期公演で演じます「百万」について、鑑賞の手引きになればと私なりに解説していきます。
「百万」 ~子を尋ねる母の物狂い~
能「百万」は、奈良の西大寺で我が子を失い、京の嵯峨・清涼寺ではたして巡り合うという親子再会劇ですが、
実在した曲舞(くせまい)の名手・百万が、春爛漫の嵯峨の大念仏を背景に、子を尋ねて物狂うさまを芸尽くしでみせるのがこの作品のねらいになっています。
能「百万」
時 室町時代 嵯峨の大念仏(融通大念仏)がおこなわれていた3月6日~15日(今の4月上旬)、春も盛りのある日
場所 嵯峨清涼寺境内
登場人物
シテ―狂女・百万
子方―少年・百万の子
ワキ―奈良・三吉野に住む男(または都の僧) ※流儀によって差異あり
アイ―清涼寺門前に住む者
※今回の公演ではワキは都の僧として登場します。
あらすじ
都に住む僧が少年を引き連れて、嵯峨の大念仏に参詣すると、一人の狂女が現れ、「南無阿弥陀仏」と念仏の音頭をとり、わが子に会いたいと狂い舞います。
少年はこれを見て母だと気がつくのですが、今は名乗らずしばらく様子を見ることになります。
狂女はなおも心が乱れ、法楽の舞を舞い、わが子に逢わさせ給えと仏に祈りを捧げます。
この様に心を打たれた僧は、少年を狂女に引合わせ、親子は仏の功徳に感謝し、めでたく奈良の都に帰るこのでした。
<上の写真について>
一昨年の秋、京都の嵯峨を訪れた時に撮影した清涼寺(嵯峨釈迦堂)です。
狂女・百万は、この釈迦堂の前で大念仏の音頭をとっていたのですね。
またこの釈迦堂の中には、インド、中国、日本と3国に渡って伝わってきたという“三国伝来の釈迦如来像(国宝)が安置されおり、能「百万」の中では、この釈迦如来像に向かって何度も手を合わせる場面があります。
また狂女・百万は華やかな舞車に乗って、この釈迦堂の前に現れたという設定にもなっています。
2月定期公演の詳細はこちらまで
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