8月31日
逗子で行われる能三昧公演にさきがけて、馬場あき子氏による能楽講座が逗子文化プラザで行われました。
馬場あき子氏は「鬼の研究」を始め、数々の能の本を出版されています。
今日のお話は、源氏物語を題材に描かれた能「葵上」について。
人の心の中に棲む鬼がテーマで、馬場さんの最も得意とされる分野だと思います。
1時間半、たっぷりと「葵上」についてのお話を拝聴してきました。
源氏物語をひもどき、光源氏の正妻・葵の上と、第二の妻・六条御息所との源氏をめぐる因果関係の説明が主な内容でした。
なかでも面白かったお話では、
この二人の妻の座を巡る争いで、能「葵上」のテーマともなっている、賀茂の祭りで起きた“車争い”の事件の時、葵の上は妊娠6ヶ月だったんですね。
そのあと、六条御息所が生霊となって、葵上に後妻打ち(うわなりうち)をする能「葵上」では、葵の上は妊娠9ヶ月になっていたようです。
馬場先生の豊富な知識と、豊かな言葉によるお話は、いつ拝聴しても興味が尽きることがありません。
馬場先生のお話の後、飛び入り参加!
「葵上」の舞台での約束ごとの説明、「葵上」で使う能面、泥眼(でいがん)と般若(はんにゃ)の紹介等、簡単にお話させていただきました。
面作家、石塚しげみさんにも面の紹介をお願いしました。
賀茂・葵祭りの写真

(平成20年5月15日撮影)
葵の上や六条御息所はこんな牛車にのっていたのでしょうね。
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