6月10日 銕仙会定期公演
能 「仲光(なかみつ) ・愁傷之舞(しゅうしょうのまい)」 浅井文義
狂言 「鱸包丁(すずきばらほうちょう)」 石田幸雄
能 「葵上(あおいのうえ) ・梓之出(あずさので)、空之祈(くうのいのり)」 清水寛二

〈多田満仲の墓 平成20年「箱根謡跡めぐり」の旅行のおり撮影〉
この日の私は「葵上」の地頭(じがしら)。
葵上は人気曲で、今までに数え切れないほど何度も地謡を謡っていますので、
位の取り方や、調子の取り方など、分かっているつもりでも、
いざ、地頭として(地謡の責任者)として作品を作くるとなると、
これはまた大仕事になるわけで、非常に難しいことです。
”日々稽古あるのみ”につきます!
「葵上」に、小書きの「梓之出」と「空之祈」を付けての上演は、今年の秋、
逗子文化プラザで行われる能三昧の公演でえんじますので、その時に能「葵上」と、この二つの小書きについて詳しく解説したいと思います。
「仲光」について
この作品は、親がわが子を斬るという、非常にショッキングな題材が舞台化されたものです。
武士道の厳しい主従関係の犠牲になって、主君の子を助けるため、我が子を生贄にするのです。
能には仇討の話とか、現代社会の道徳では理解しがたい作品がいくつか残っていますが、
この「仲光」もその一つに上げられます。
・あらすじ
時は平安時代
登場人物
シテー藤原仲光
ツレー多田満仲(みつなか) ※源氏の祖 能の中では(まんじう)と読んでいる
子方1ー美女丸(満仲の子) 丸と付くから男の子です。
子方2-幸寿(仲光の子)
ワキー恵心僧都
寺で修行しているはずの美女丸は、経も読めない、歌も読めない。
それに怒った満仲は息子を刀で切りつけようとするが、家来の仲光に制されます。
満仲は、仲光にお前が美女を殺せ、さもなければ美女丸もろともお前も制裁するといわれます。
仲光は主君の子を殺害するわけいはいかず、自分の息子を身代りとして殺し、主君には美女丸を斬ったと報告します。
その後、美女丸は寺に隠されるのですが、恵心僧都に連れられ再び満仲の前に姿を見せるのです。
恵心僧都から事の仔細が報告され、美女丸はようやく父の勘当から許されます。
主君の親子の仲直りにと、仲光は祝言の舞を舞うのですが、
表向きは祝言の舞ですが、心の中はわが子を失った悲しみでいっぱいです。
子を失った悲しみにくれる姿が舞台に残って、終曲となります。
続く
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