今日は銕仙会の舞台で公開講座があり、「花筐(はながたみ)」の仕舞を舞いました。
(仕舞とは、装束を着けずに紋付・袴の姿で、地謡の謡いにあわせて、一曲の舞の部分だけを演じるものです)
仕舞の箇所はその曲の要の部分でもあり、その曲が集約されている所といっても過言ではありません。
能の上演では、面・装束をつけ、囃子も入る中、全体の流れの中で仕舞の箇所を舞えばよいのです。
それによってその作品の世界を表現することが出来ますが、
仕舞では単独にその箇所を、云わば“素”のままで演じて、その作品の世界を出さなければなりません。
これを作品として成り立たせるためには、舞うものにとっても地謡を謡うものにとっても、
かなりの芸の力が要求されます。
能を舞うより、仕舞を舞うのが難しいとされる所以です。
そのような事から、銕仙会で仕舞はあまり演じられません。
もちろん能役者の修行過程の中では、仕舞の稽古を行っていますが。
ここまで書くと、「今日のお前の仕舞はどうだったんだ!」、「成り立っていたのか」、と突っ込まれそうですが、
それには「自分に出来ることはした」と答える他はないようです・・・・・・
今日は銕仙会が企画している、
「公開講座と能鑑賞」
講座『女体の能Ⅲ-狂う女たち』
の公演があり、仕舞もその時に舞ったものです。
この講座のことをレポートしようと思って書き出しましたが、なんだか脱線してしまいました!