能楽師・柴田稔 Blog
2024-03-06T07:34:16+09:00
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旧白洲邸「武相荘」に咲くキンラン。 青葉乃会の翌日、初めて武相荘を訪ねました。 庭の鈴鹿峠の小道にひっそりと咲くキンランは、黄金色の花びらがとても鮮やかでした。撮影日(H23.5.5)
Excite Blog
第24回青葉乃会「芭蕉」 ー芭蕉葉の真理ー
http://aobanokai.exblog.jp/33878734/
2024-03-06T07:34:00+09:00
2024-03-06T07:34:16+09:00
2024-03-06T07:34:16+09:00
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第24回青葉乃会「芭蕉」
能「芭蕉」は芭蕉という植物を題材に、「諸法実相(しょほうじっそう)」の世界観を描き出しています。
つまり、芭蕉は春に芽を出し、夏から秋にかけては青々とした大きな葉を実らせ時には実がなることもあります。やがて冬になると枯れゆき、葉はボロボロと散ってしまいます。
植物が芽をだし、成長し、花を咲かせ、やがて枯れていく。これらのすべての現象を「諸法」といい、
自然界のあるがままの姿こそが真理「実相」であるという仏の教理、これが「諸法実相」の世界観です。
これによって、心のない草木(非情)も、心ある人間(有情)と同じように成仏できるとしています。
主人公の芭蕉の精は中年の女性の姿になって現れます。
第24回青葉乃会「芭蕉」 ー芭蕉葉の真理ー
日時:令和6年5月6日(月・祝) 午後2時開演
会場:銀座シックス・観世能楽堂
【番組】
仕舞 笠之段 観世銕之丞
狂言 六地蔵 野村万作ほか
能 芭蕉
シテ 柴田稔
ワキ 森常三
アイ 石田幸雄
笛 竹市学
小鼓 飯田精一
大鼓 亀井広忠
地謡 観世銕之丞ほか
<チケット料金>
S席(正面特別席) 8000円
A席(正面中ほど 脇正面) 7000円
B席(正面後方 中正面) 6000円
C席(脇正面後方 中正面後方) 5000円
学生 3000円
【事前講座】
~ここがおもしろい「芭蕉」~
日時:令和6年4月25日(木) 午後6時半~8時
会場:銕仙会能楽研修所 表参道
講師 姫野敦子(清泉女子大学准教授) 柴田稔
入場無料(チケット購入者) 事前講座のみ500円
【お申込み・問い合せ】
銕仙会 03-3401-2285 (平日10時~17時)
チケット予約フォーム → こちら
本番まで2ヵ月あります。
順次「芭蕉」の解説を私なりに展開してゆきたいと思います。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
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令和6年1月14日(日)銕仙会定期公演にて「熊野・村雨留」
http://aobanokai.exblog.jp/33606540/
2023-11-18T01:39:00+09:00
2023-11-18T01:39:52+09:00
2023-11-18T01:39:52+09:00
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未分類
開演:午後1時半 終演予定:午後5時45分会場:観世能楽堂(銀座シックス))
【番組】
翁・十二月往来 観世銕之丞 観世淳夫
舞囃子 鶴亀 浅井文義
狂言 宝の槌 山本東次郎
能 熊野・村雨留 柴田稔
詳しい番組とチケットのお申込みはこちら
お正月の公演は必ず「翁」で始まるのですが、今回は「十二月(つき)往来」という古風な小書きのついた上演になります。翁が二人登場して、右翁と左翁が十二月(つき)にちなんだ祝言の問答をし、重厚な翁の舞は相舞によって繰り広げられます。この十二月往来の「翁」は大和猿楽※に伝わる演式とされています。銕仙会の昭和三十年以降の「翁」の公演を調べてみると、十二月往来の小書きのついた「翁」の上演はありませんでした。銕仙会では今回が初公演になるかもしれません。※大和猿楽 室町時代に大和の国(奈良県)で活躍した猿楽四座・外山(とび)(宝生流) ・結崎(ゆうざき)(観世流) ・坂戸(さかど)(金剛流) ・円満井(えんまい)(金春流)
《事前講座》
令和6年1月6日(土)午後3時始め会場:銕仙会能楽研修所 表参道参加費:500円 チケット購入者は無料
講師 姫野敦子 清泉女子大准教授 柴田稔
1月の公演を楽しむための事前講座
どうぞよろしくお願い申し上げます。
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第23回青葉乃会「実盛」番組詳細
http://aobanokai.exblog.jp/33227099/
2023-07-09T05:55:00+09:00
2023-07-09T06:41:44+09:00
2023-07-09T05:55:16+09:00
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未分類
日時:令和5年9月16日(土) 午後3時始め
場所:表参道・銕仙会能楽研修所 地図はこちら
番組仕舞 采女キリ 観世淳夫
能 実盛配役シテ 尉 実盛の霊 柴田稔ワキ 遊行上人 殿田謙吉ワキツレ 従僧 則久英志 小林克都アイ 里人 野村万蔵
笛 杉信太朗小鼓 大倉源次郎大鼓 國川純太鼓 三島元太郎
地謡 観世銕之丞 西村高夫 小早川修 観世淳夫 馬野正基 浅見慈一 長山桂三 安藤貴康後見 鵜澤久 清水寛二
終演 午後5時頃
チケット 全席指定席(150席)正面・脇正面ベンチ席(最後列席) 8500円正面・脇正面桟敷席(座椅子付) 8000円
客席イメージ
【事前講座】
~ここが面白い「実盛」~
日時:令和5年9月11日(月) 午後6時半~8時
場所:表参道・銕仙会能楽研修所
講師:姫野敦子 清泉女子大学准教授
入場無料(チケット購入者)
・お申込み、お問い合わせ
銕仙会 TEL 03-3401-2285 (平日10時~17時)
ネット予約 「実盛」予約フォーム → こちらまで
よろしくお願い申し上げます。
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日本全国能楽キャラバン! 銕仙会特別公演
http://aobanokai.exblog.jp/32540490/
2022-01-05T09:50:00+09:00
2022-01-09T11:02:52+09:00
2022-01-05T11:09:31+09:00
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未分類
全国20地域、35会場、71公演という大規模で開催されています。
アートキャラバンの事業目的は次のように書かれています。
「新型コロナウイルスの感染拡大による萎縮効果を乗り越え、文化芸術に対する需要喚起や業界全体の活性化を図る」
日本全国能楽キャラバン! 銕仙会特別公演
日時:2022年1月16日(日) 午後2時開演
会場:宝生能楽堂(水道橋)
番組
解説 竹本幹雄
新作能 鷹姫(たかひめ) 観世銕之丞
狂言 鍋八撥(なべやつばち) 野村万蔵
半能 石橋(しゃっきょう)・大獅子 柴田稔
※詳しい配役は銕仙会HP または添付のチラシ裏をご覧ください
≪新作能「鷹姫」について≫
「鷹姫」の初演は1967年ですから半世紀もの歴史があり、新作というより古典の部類に入るかもしれません。
能本は横道萬里雄(1916~2012)、節付は観世寿夫(ひさお)師(1925~1978))
原作者はアイルランドの詩人”イエーツ”、原作の題名は「鷹の井戸」
孤島に沸く不老不死の泉を求めて50年も住み続ける老人のもとへ、一国の王子がこの老人と同じ野心を抱いてやってきます。
泉を守るのは鷹姫。
老いと欲望をテーマに描かれた作品です。
能のシテ、ワキ、狂言という役割分担された役者の範疇をこえて、それこそ演劇として構成されている作品といえます。今回の配役は老人ー観世銕之丞 若者ー野村万之丞 鷹姫―観世淳夫岩(コロス)ー清水寛二、西村高夫、小早川修、鵜澤久、北波貴裕、長山桂三、安藤貴康、鵜澤光笛ー松田弘之 小鼓―大倉源次郎 大鼓―亀井広忠 太鼓ー金春惣右衛門銕仙会が行う「鷹姫」は、2012年11月に東洋大学井上円了ホールで上演されて以来ですから10年ぶりの公演となります。余談ですが、イエ―ツの「鷹の井戸」を翻訳し、始めて日本に紹介したのは松村みねこ(本名片山広子)女史。この松村みねこさんは芥川龍之介の最後の恋人であり、芥川はこの時の恋の想いを「相聞」という詩に綴っています。この相聞の詩をもとに構成されたのが、観世栄夫作曲の能舞『相聞』です。
能舞『相聞』について柴田稔ブログ
≪半能「石橋」について≫
半能とは能の後場を主に演じる形式を言います。
能「石橋」は、前場が虚空にそびえ立つ石橋の様子を描き、後場は橋の対岸の聖地におわします文殊菩薩の使者、獅子が現れ、この石橋の上で舞を舞い、世を寿ぐという物語になっています。
半能では石橋の様子は描かず、前場でワキの寂昭(じゃくじょう)法師が現れ、自分は仏教修行のため中国を訪れている。今日は石橋のかかる清涼山に着いた。この石橋の向こうは文殊菩薩の浄土があので、今からこの石橋を渡ろうと思う、と自己紹介をします。前場はこれだけで、このあとすぐに後場へをと続きます
●能「石橋」の獅子舞について
文殊菩薩を乗せている獅子の舞が、能「石橋」の獅子舞になるわけですが、
この「石橋」の獅子舞は、舞の型、囃子の演奏とも、能の舞の類型にあてはまらない重い習事になっていています。
獅子舞は体力の限界に挑戦する動きが要求されますし、囃子方との気迫のぶつかり合いで舞台を創っていきます。
●小書き(特殊演出)大獅子(おおじし)について
「石橋」の後場は観世流では3通りのやり方があります・・小書きなし 赤獅子一人・大獅子 白獅子一人、赤獅子一人 または白獅子一人、赤獅子三人・資師(もろすけ)十二段 大獅子に同じ
今回の公演では大獅子の小書きがついていまして、白獅子一人、赤獅子三人の四人獅子で行います。
能「石橋」については2014年1月29日付のブログ「能「石橋 ~躍動美の極致・獅子舞~」 登場人物とあらすじ」をご覧ください。
チケット情報
S席(正面前方) 10,000円
A席(正面後方) 8,000円
B席(ワキ正面) 6,000円
C席(中正面、ワキ正面後方) 5,000円
学生席 4,000円
お申込み・お問合せ 銕仙会
電話 03-3401-2285 平日10時~17時
HP 銕仙会特別公演
主催 公益財団法人 能楽協会
公益社団法人 銕仙会
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令和4年 謹賀新年
http://aobanokai.exblog.jp/32539241/
2022-01-03T22:35:00+09:00
2022-01-03T22:36:18+09:00
2022-01-03T22:36:18+09:00
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未分類
多くのご支援に感謝するとともに、
みなさまのご多幸を心よりお祈り申し上げます。
昨年はコロナ感染蔓延防止対策として三回も緊急事態宣言が発令され、コロナ禍で明け暮れた一年でした。
昨年の第21回青葉乃会延期公演は、三度目の緊急事態が発令させた4月25日に行いました。
4月23日に宣言告知がなされ、二日間の猶予が与えられ、中止をした場合に混乱をきたすイベントの場合、
開催を許可するという政府の方針で開催することができたのです。
どんな状況にあっても、能という伝統芸能を守っていく立場を肝に銘じ、
精進してく覚悟でございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
第21回青葉乃会延期公演 「求塚」 令和3年4月25日
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三井寺 ー月光と晩鐘による母子再会物語ー②
http://aobanokai.exblog.jp/32486885/
2021-11-08T20:30:00+09:00
2021-11-09T15:26:49+09:00
2021-11-08T20:30:27+09:00
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能「三井寺」
【後場】三井寺の僧が千滿(母の子)を伴い登場し、境内に出て月見をする
舞台には三井寺の鐘楼の作り物が出される
1ワキの僧が子方(千滿)を伴い、次第という囃子で登場
次第(シダイ)という囃子はノリのないリズムで演奏され、そのテンポに合わせてゆっくりと歩み出てきます。
今日は一五夜なので庭に出て月見をしようということになりますが、僧は千滿のことを、自分を頼って三井寺にやってきたのだと簡単に紹介します。
能力の活躍
ここでも能力(アイ狂言)が活躍します。
能力は千滿のためにおもちゃ尽くしの言葉を並べた歌※に合わせて舞を披露し、舞い終えると人々が騒めく中に狂女がいることに気づき、僧の指示を無視して独断で狂女を境内に引き入れます。アイ狂言の振る舞いで舞台がとてもなごみます。
これによって三井寺の後場の設定がなされたわけで、いよいよ狂女が三井寺にやってきます。
※おもちゃ尽くしの言葉
いたいけしたるものあり(小さなおもちゃがある)
張り子の顔やぬり稚児(紙でできた人形や陶器でできた塗り物の人形)
しゅくしゃ結びに笹結び、山科結びに風車(いろんな結び方をした風車のことか)
ひょうたんに宿る山雀(ひょうたんに小鳥を配したおもちゃ)
くるみにふけるとも鳥(くるみを突っついている小鳥のおもちゃ)
虎まだらのえのころ(トラ模様の犬のおもちゃ)
起き上がり小法師(達磨のような人形)
振鼓、手鞠や踊る鞠、小弓
2シテの登場と道行
後シテは一声(イッセイ)という囃子で登場し、これはワキの出の次第と違って非常にノリがよく、狂女が踊り狂うさまを現すのにはふさわしい演奏になっています。また”狂女超し”という特殊な演奏がなされることがあり、これは物狂いの興奮した感じをさらに強調する演出効果があります。
後シテの出で立ち
水衣を羽織り、手には笹を持ちます。これは典型的な狂女の姿です。
能「隅田川」扮装は同じです。今回は笠はかぶりません。
後シテの出から終曲まで、能「三井寺」では和歌や漢詩がふんだんに引用され、じつに美しい言葉とリズムによって曲が構成されています。「謡の三井寺」と言われるゆえんです。この詩的な世界が中秋の月光に包まれた琵琶湖湖畔の風景と相まって神秘的な雰囲気を醸しだします。母はこの世界に陶酔し、そのことがさらに狂気へと結びつく、こんな仕掛けを作者は狙っているように思えます。
三井寺に行けば我が子に会えるという清水観音の夢の告げを頼りに、母は滋賀の山を越え三井寺へ必死の思いで目指しています。
我が子への想いがますます昂まり、我をも忘れる興奮状態になって舞い踊りながら三井寺に近づいてくると、そのさまを見て人々は狂女がやってきたと面白がって見物するわけです。
後シテは滋賀の山を越えて目の前に琵琶湖の景色が飛び込んでくるところから始まります。
かなり興奮して目の前の月光で光る琵琶湖を眺め、ますます感情が昂まり、
『子の行方をも白糸の、乱れ心や狂うらん』と言って”カケリ”という所作に移ります。
この”カケリ”は精神が昂揚したときに舞う起伏の激しい所作事ですが、狂女の狂乱の様子がうかがえ面白いです。
その後ようやく三井寺にたどり着くのですが、美しい言葉の謡と囃子方が醸し出すリズムはとても心地よい世界に誘ってくれます。
(物狂いの能について世阿弥は、『思う気色を本位にあてて、狂うところを花にあてて』(風姿花伝)と言っていますが、狂うところを見せ場にして演じる。それが〈花〉になるわけです。子を失った母の悲しみの想いを十分に踏まえ人目も恥も感じない忘我の状態、これをどう演技するかが役者の使命になるわけです。)
橋本雅邦「三井寺」静岡県立美術館所蔵
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三井寺 ー月光と晩鐘による母子再会物語ー②
http://aobanokai.exblog.jp/32482184/
2021-11-04T07:46:00+09:00
2021-11-08T18:18:50+09:00
2021-11-04T07:46:03+09:00
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【前場】清水観音に参詣
1清水観音の前で再会を祈る
地謡、囃子方が座に付くと、シテが真っ先に出てきて、何もない状況のなか静かに歩いて舞台正面の先に座し合掌して祈りを捧げます。
ワキが最初に出てきて状況設定をし雰囲気を作って、そこにシテが出てくるのが普通です。
この演(や)り方は極めて特殊で、シテにとってはとてもむつかしく、集中力と演技力が要求される場面でもあります。
このシテの母親は駿河の国からはるばる上京し、何日ものあいだ清水観音に参詣しています。
『清水観音様の霊力は枯れたる木にも花を咲かすといわれている。いまだ若い我が子にどうか会わしてください』
祈りを捧げていると、うとうとと眠ってしまい、夢の中で観音様から霊夢をさづかった。
2夢占い
清水寺門前で宿の世話をしていた主人(アイ狂言)がシテを迎えに来た。
この主人は夢占い人でもり、シテが見た夢の告げを聞いて次のように占った。
母親が受けた夢の告げ
「我が子に会わんと思わば三井寺へ行け」
夢占い
「恋しき人に近江の国、訪ぬる人を三井寺」
(恋しき人には会うことができて、訪ねる人は見つかる)
母は非常に喜び、近江の国・三井寺へと向かうのだった。
清水寺・十一面千手観音菩薩像(清水寺正式HPより)
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能「三井寺」 ー月光と晩鐘による母子再会の物語ー ①
http://aobanokai.exblog.jp/32477049/
2021-10-30T06:47:00+09:00
2021-11-09T15:33:34+09:00
2021-10-30T09:15:02+09:00
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能「三井寺」
私なりに「三井寺」の紹介をさせていただきたいと思います。
【「三井寺」 現在能・物狂能】
能は大別すると夢幻能(むげんのう)と現在能(げんざいのう)の二種類があります。
夢幻能は世阿弥が創り出したものですが、死者の霊がこの世に現れ、多くの場合は僧と出会うのですが、その土地のある物語を述べ、実はその人物は私なのだと言って姿が見えなくなります。
その晩、僧の夢の中に先ほどの霊が在りし日の姿で現れ、昔を回想し舞を舞ったりエピソードを再現したりします。
夢の中に幻が現れる、つまり夢幻能なのです。
現在能とは、いわゆるお芝居です。現実の世界で起きた出来事を展開してゆく構成です。
「三井寺」の場合、母が子を見失い、その子を探し求めて再開するという物語で幻は現れません。
母は悲しみのあまり突如として我を忘れ、一種の物に憑かれたような興奮状態になって舞を舞ったり、歌を歌ったりと大道芸のようなことをする、こんな女性を能では”狂女”と言っています。
ゆえに「三井寺」は現在能の中でも狂女物という部類に分けられています。
【「三井寺」の設定】
時:ある中秋の名月の日
所:前場 京都清水寺 後場 近江国三井寺
人物:母(シテ)、清水寺の宿屋の主人(狂言方)、三井寺の僧・従僧(ワキ方)、子(子方・千滿)、三井寺の能力(狂言方)
【狂言方の大活躍】
「三井寺」で大きな役割を果たしているのが二人のアイ(狂言方)があげられます。
・まず前場に登場する清水寺のあたりの宿屋の主人。実は夢占い人でもあります。
シテが清水寺に参拝しているある日のこと、観音様から霊夢を告げられ、宿屋の主人が説く霊夢の占いによって物語が大きく進展してゆきます。
・後場に登場する三井寺の能力(のうりき) この能力は緊張感が漂う舞台をとても和らげてくれます。
※能力とは、寺で力仕事などをする下級の僧のこと
①三井寺で僧たちが十五夜の月見をしている中に子ども(じつは千滿)がいるので、子どもの慰みにと楽しげな舞を舞ってみせます。
②また狂女が来たと人々が騒いでいるのを見つけ、境内に引き込もうとしますが僧に制止されるにもかかわらず、面白がって境内に引き込みます。
③この能力は三井寺では鐘を撞く役目があり、初夜(午後8時)の鐘を舞台で撞く所作があります。鐘の音を擬音で、
「じゃーん もーん もーん もーん」と3回発声します。月光に照らされた湖畔の世界が聖夜と化し、美的な陶酔感が舞台に充満します。
次回は格段の見どころを紹介してまいります。
三井寺山門
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今日は久しぶりの「字てがみ」講習会、お習字の日でした。
http://aobanokai.exblog.jp/32453058/
2021-10-05T21:52:00+09:00
2021-11-03T01:22:51+09:00
2021-10-05T21:53:43+09:00
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柴田稔日記
今日のテーマは、今絶好調の「虎」です!
気合い入れて書きました😊
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令和3年11月12日 銕仙会定期公演にて「三井寺」
http://aobanokai.exblog.jp/32450386/
2021-10-02T13:39:00+09:00
2021-11-03T01:24:14+09:00
2021-10-03T11:21:51+09:00
shibata-minoru
能「三井寺」
しばらく投稿が途絶えてしまって申し訳ございません。
来月の銕仙会定期公演について紹介させていただきます。
その前に、今年の銕仙会定期公演はコロナ禍対策としまして、能一番、狂言一番の番組で、
開演も30分遅らし6時半開演となっております。能二番だったのを一番少なくしました。
また1月を外しどの月にも事前講座を設けています。
<銕仙会11月定期公演と事前講座>
【11月定期公演】日時:令和3年11月12日(金)午後6時半開演(午後6時開場)会場:宝生能楽堂(水道橋) 地図人数制限:490席全席開放 (9月28日緊急事態宣言解除により東京都のイベント開催制限に従う)
【番組】・狂言 千鳥(ちどり)主人の命じで酒屋に酒を取りに行く太郎冠者。酒代がたまっているので酒を渡そうとしない酒屋の主。太郎冠者は隙をみてなんとか酒を持ち去ろうとしますが、、、
シテ 太郎冠者 野村 万蔵アド 主 野村拳之介子アド 酒屋 野村 萬
・能 三井寺(みいでら)秋の月をテーマにした母子再開の物語。十五夜の月光に冴えわたる琵琶湖湖畔。三井寺の初夜の鐘の音に導かれ母子が再会を果たす。
シテ 千滿の母 柴田 稔子方 千滿丸 星 奏多ワキ 三井寺の住僧 殿田 謙吉ワキツレ 従僧 大日方 寛ワキツレ 住僧 御厨 誠吾アイ 門前の者 能村 晶仁 アイ 能力 野村万之丞
笛 栗林 祐輔小鼓 曽和 正博大鼓 大倉慶乃助
地謡 観世銕之丞 浅井文義 西村高夫 小早川修 長山桂三 谷本健吾 青木健一 鵜澤 光後見 清水寛二 浅見慈一
<チケット>S席 6500円 A席 6000円 B席 4500円 C席 4000円 学生 2700円
【事前講座】日時:令和3年11月5日(金)午後6時半~午後8時会場:銕仙会能楽研修所 地図講師:仲司由起子(能楽研修所兼任所員) 柴田稔受講料:11月定期公演チケットをお持ちの方は無料 講座のみ聴講-資料代500円
【お申込み】定期公演・事前講座とも銕仙会へお申し込みくださいTEL 03-3401-2285 (平日10時~17時)Email ticket@tessen.orgHP 銕仙会ホームページ
※能「三井寺」につきましては、私なりにこのブログにて紹介させていただきます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
柴田稔拝
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第21回青葉乃会延期公演 お礼 再掲
http://aobanokai.exblog.jp/32252781/
2021-04-28T07:40:00+09:00
2021-09-08T03:23:30+09:00
2021-04-28T07:40:03+09:00
shibata-minoru
未分類
一昨日青葉乃会は緊迫した社会情勢のなか、無事に終えることが出来ました。
ご来場いただきました皆様には、心より御礼申し上げます。
また感染対策にご協力いただきましたこと、重ねてお礼申し上げます。
今回の公演は、昨年コロナ禍で緊急事態宣言が発出され開催できなかった延期公演ですので、なにが何でも行いたいと思っておりましたが、
またもや緊急事態宣言の発出と重なってしまいました。
しかしながら、宣言の決定(4/23)と実施日(4/25)までのあいだ、告知機関が一日しかなく、
「お客様の混乱を招くことを避ける」ことを理由として、開催が可能になりました。
銕仙会の公演におきましても、4月28日の青山能は中止にしておりますし、
緊急事態宣言の間はほとんどの公演が中止となっていると聞いております。
私の場合は不幸中の幸いでした。
いつもですと次回の青葉乃会を決めてご案内しているのですが、
コロナの収束が見通せず、日程を決めかねております。
決まりましたら改めて告知させていただきます。
どうぞ今後ともよろしくお願い申し上げます。
柴田 稔拝
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4月25日青葉乃会開催について
http://aobanokai.exblog.jp/32246359/
2021-04-23T22:02:00+09:00
2021-04-30T11:51:35+09:00
2021-04-23T22:02:02+09:00
shibata-minoru
第21回青葉乃会「求塚」・延期公演
いつもお世話になりありがとうございます。
本日政府から3回目の緊急事態宣言発令の会見がありました。
今月25日から実施とのことです。
同じ日の4月25日青葉乃会でございますが、緊急事態宣言施行日と重なってしまいました。
スポーツ等の大きなイベントは無観客での開催とありましたが、小さなイベントには言及されていませんでした。
師の銕之丞先生と相談しまして、強行開催とさせていただくことにいたしました。中止にするには連絡の時間がないというのが大きな理由です。
ご来場の皆様には、感染予防体制を徹底してお迎えいたします。
皆様方も道中お気を付けてお越しくださいますようお願いいたします。
みなさまにはご迷惑をおかけいたしますが、ご理解いただけますようよろしくお願い申し上げます。
4月23日 午後10時
柴田稔拝
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能「求塚」の現代語訳
http://aobanokai.exblog.jp/32237745/
2021-04-17T22:03:00+09:00
2021-04-17T22:03:14+09:00
2021-04-17T22:03:14+09:00
shibata-minoru
第21回青葉乃会「求塚」・延期公演
講師の清泉女子大学准教授・姫野敦子女史から公開しても良いとのお許しをいただきました。
「求塚」現代語訳 【1 旅の僧登場】ワキ/ワキツレ〽田舎からの長い旅に出て、田舎からの長い旅に出て、都へさあ、急ごう。ワキ「ここにおります者は西国方面から出て来た僧でございます。わたしはまだ都を見ておりませんので、ただいま都に上っております。ワキ/ワキツレ〽旅に出て、幾重にも波の重なる海路を浦に沿って行き、波の重なる海路を浦に沿って行き、舟でも行く旅の道。海や山を越えてはるばると、明かし暮らして行くうちに、その名しか聞いたことのない津の国の、生田の里に着いたのであった。ワキ「急いだので、津の国生田の里とか申しますところに着きました。。しばらくの間、見物したいと思います。ワキツレ「それがよいと思います。 【2 里の女たち登場】シテ/ツレ〽 若菜を摘む、生田の小野の朝の風に、やはりいまだ寒さきびしくひるがえる袂だなあ。ツレ〽 木の芽も張ってふくらむ春なのにあわ雪が降り、シテ/ツレ〽 森の下草はまだ寒々としている。シテ〽 山の奥には松の雪さえも消えていないのに、都では野辺の若菜を摘むツレ〽頃にも今は、なっていることだろう、思いはせると行ってみたくなることだ。シテ〽 ここはまた、もとより所も都を遠く離れたツレ〽 田舎の人であるから当然、つらいこともあり、それでも命をつないで生田の海辺で、自身のできる限りつらい仕事を続け、まだ春のけはいもない小野に出て、シテ/ツレ〽若菜を摘む何人もの里人の踏んだ跡なのだろう、雪の消えた所がたくさん野原にできている。シテツレ〽道がなくなっていたとしても 踏み分けて行って、道がなくなっていたとしても踏み分けて行って、沢にある若菜を今日摘むことにしよう。雪の消える時を待っていたら、若菜もあるいは老いて伸びすぎてしまうこともあろうから。嵐の吹く森の木陰、小野には雪でまだ冷え冷えとして、春らしくもない七草の、生田の若菜を摘むことにしよう、生田の若菜を摘むことにしよう。 【3 僧と女の問答】ワキ「もしもし、ここにいる人にお尋ね申したいことがあります。生田というのはこの辺をいうのですか。ツレ〽 生田という名をご存じである上は、お尋ねになるまでもないでしょう。あちこちの様子をご覧になれば、どうしておわかりにならないことがありましょう。シテ〽まず、生田という名にふさわしいのは、ここに見える林、これを、生田の森であるとは、おわかりにならないのでしょうか。ツレ〽 また、今お渡りになったのは、有名な生田川シテ「水の緑も薄く春浅く、雪の間の若菜を摘む野辺のシテ/ツレ〽 草がわずかの野原であるのなら、それが小野であるとはどうしておわかりにならないのか、わたくしどもの知らないことをお尋ねなさいますな。ワキ〽 まことに目の前に見える所々、森をはじめとして海や川、一面に霞む小野の景色は、いやまことに生田という名にふさわしいことだ。さて求塚とはどこでしょう。ツレ「求塚とは、その名は聞いたことがあるが、ほんとうは、どのあたりにあるのでしょう、わたしたちもまったく知らないのです。シテ〽 もうもし旅人よ、つまらぬことをおっしゃらないで。わたしたちも若菜を摘む仕事の合間ですし、ツレ〽 あなたも急ぎの旅なのに、どうして、ここにとどまっておいでになりますかシテ〽 そうそう、昔の歌にも地謡(シテ)〽『旅人の、道妨げに摘むものは、生田の小野の若菜なりけり』と詠まれていますね、つまらないこと、なにをお尋ねなさるのでしょう。 【4 女達の若菜摘み】地謡(シテ)〽沢のほとりの、氷はまだ薄く残っているけれど、水中の芹を、水をかき分けて青緑の色のままで、さあ摘もう、青緑の色そのままに、さあ摘もうよ。地謡〽まだ春になったばかりの若菜には、どのようなものがあるのでしょう。シテ〽立春になっての朝の野原の雪を見ると、まだ前の年のような気持がして、今年になって生えたのは少ないから、旧冬に生えた古葉の若菜を摘むことにしよう。地謡〽古葉ではあるが、そうはいっても、年若の若草の一つであろう、気をいれて摘め、春の野辺で。シテ〽春の野に、春の野に、菫摘みにと言って来た昔の人も、摘んだのは『若紫の菜』だったかしら。地謡〽いやまことに緑の色に染まっているシテ〽長安のなずな、地謡(シテ)〽(唐の都のものだから)これは辛なずな。白み草もある折しも有明のころとて、雪に紛れて、摘みにくほど春はまだ寒く、小野の朝吹く風、また 森の松の雪は滑り落ち、松の枝は垂れ、およそ春らしくもなく白波を立てて川に吹く風までも冷えきって、吹かれた袂もなお寒いこと。摘み残したままで帰ろう、若菜を摘み残して帰ろう。 【5 女が僧を求塚へ案内、由来を語る】ワキ「申しあげることがございます。不思議なこと、若菜を摘む女の方々は皆お帰りなさったのに、どうしてあなたお一人はお残りになったのですか。シテ「さきほど求塚のことをお尋ねなさいましたね。ワキ「その通りです。お教えください。シテ「こちらへおいでなさい。(塚の前で〉これこそ求塚でございます。ワキ「さて求塚というのは、どのようないわれでございますか、詳しくお語りください。シテ「昔、この所に菟名日処女という女がいたが、またそのころ、小竹田男子、血沼の丈夫という者が、その菟名日処女に心を寄せ、同じ日の同じ時に、行き場ない思いをこめた恋文を送った。女が思うには、あちらの意にしたがうならこちらの恨みが深いだろうと、簡単には一方の意にしたがうということもなかったが、あの生田川の鴛鴦を射る二人の矢先は 二つともに、一つの翼に当たってしまった。その時、わたくしが思うには、ああかわいそうにあれほど(鴛鴦のつがいの)契りの深い水鳥までもがわたくしのせいで、さぞかし命は惜しかっただろう、鴛鴦の、つがいのうちの一羽が殺されてしまった、哀れなことよ。 『この世に住むのがいやになった、わが身を捨ててしまおう。この津の国の生田の川の、「生く」の名は名ばかりのことであった』と、地謡(シテ)〽これを最期の言葉として、この川の波の底に沈んだのだが、それをひきあげて、この塚の土中に葬ったところ、二人の男は、この塚にたずね求めて来て、いつまで生きていられるかと 生田川の、流れる水に対して言い、刺し違えて死んでしまったので、そのことまでわたくしの罪になっている、そのようなわが身を助けたまえと言って、(女は)塚の中に入ってしまった、塚の中に入ってしまった。 【6 里人(アイ)が登場し、僧の問いかけに答えて、菟名日処女と二人の男の悲劇を語り、弔いを勧める。】 【7 僧の弔い】ワキ/ワキツレ〽一夜ここに寝て、つかのまながら塚の草の、つかのまながら塚の草の、陰より見えた亡霊を、弔う経文を声高く読んで、『南無幽霊成等正覚、出離生死頓証菩提(幽霊よ、迷いを去って悟りを開き、生死の苦界から離れて、すみやかに仏果を得るように)』。 【8 後シテ(菟名日処女)の登場】後シテ〽 おお、この荒れはてた広い野に人はまれである、わが古墳以外にまた何者がここにいようか。死骸を食い争う猛獣は、去ったかと思えばまたここに来て、塚を見守る人魂は 松吹く風に乗って飛び、稲妻といい朝の露という世のはかなさのたとえはわが眼前に明らかである。古墳の多くは(若くて死んだ)少年の人の墓、『生田』の生くという字にも似合わぬ命。地謡〽 この世を去って久しいが この世の人の、後シテ〽 読経の声は ありがたいこと、地謡〽 ああ この世が恋しい。さて人間は、一日一夜を送る間でさえ、一日一夜を送る間でさえ、八億四千の物思いがある。いったいいつまで草葉の陰、苔の下に埋もれているのだろう。それも埋もれままでいることもできないで、身を焼かれるこの苦しみ、地獄の業火に包まれたわが住みかを、ご覧ください、火宅の住みかをご覧ください。ワキ〽 ああ、いたわしいご様子だこと。迷いの一念を翻して悟りの道に向ければ、はかりしれない罪をも逃れることができるのだ。『種々諸悪趣地獄鬼畜生、生老病死苦以漸悉令滅(地獄・餓鬼・畜生のようなさまざまな多くの悪の世界や、生・老・病・死の四苦は、すっかり消滅させることにしよう)』。さあ早く成仏なさいませ。後シテ〽 ありがたいこと、この苦しみがやむことがないのに、お経の声が聞こえて、大焦熱地獄の煙の中に、晴れ間が少し見えることだ ありがたいこと。恐ろしいこと、そなたはだれ。なに小竹田男子の亡霊だと。また、こちらは血沼の丈夫。(わたくしの)左右の手を(それぞれ)取って、『来い来い』と責めるけれど、迷いの世界の火宅の住みかを、なにを力にして出ることができようか。また恐ろしいこと、人魂が飛び去って目の前に、飛んで来るのを見れば鴛鴦が、鉄鳥となって鉄のくちばしがあたかも剣のように、わたくしの頭をつつき脳髄を食う。これはいったいわたくしの作った罪の罰なのか、ああ恨めしいこと。もしもしお僧よ、この苦しみを、いったいどのようにしてお助けくださるのでしょうか。ワキ〽 いやまことにそのとおり『苦しみの時が今来たのだ』と、言い終わらぬうちに、塚の上に、火炎が一かたまり飛んで来ておおいかぶさり、シテ〽 その光は人魂の鬼の姿となって、ワキ〽 むちを振りあげ、(女を)追い立てると。シテ〽 行こうとすると前は海、ワキ〽 後ろは火、シテ〽 左も、ワキ〽 右も、シテ〽水火によって責められ 追いつめられワキ〽 どうにもしようがなくて、シテ〽 火宅の柱に、地謡〽すがりつき取りついたところ、柱はたちまち火となって、火の柱を抱いてしまったのだ。ああ熱いこと、耐えられない。シテ〽ともかくも起きあがると、地謡〽ともかくも起きあがると、獄卒はむちで打って、追い立てるので漂うように歩き出して、八大地獄の数々の、苦しみを尽くすことになる、それをあなたのお前で、懺悔の有り様をお見せしましょう。まず等活地獄、続いて黒縄・衆合、叫喚・大叫喚、炎熱・極熱・無間 その無間地獄の底に、足を上にして頭からまっさかさまに落ちて行く間は、三年三月で、その苦しみが終わって、少し苦しみの合間の時になったかと思うと、鬼もいなくなり 火も消えて、暗闇となったので、今は火宅に帰ろうと思い、さきほどの住みかはどこかしらと、暗さは暗し、あちらを尋ね、こちらを求め、求塚はどこだと、求め求めたどって行ったところ、やっと求塚を求め得たその求塚の、草の陰に置く露は消え、草の陰に置く露の消えるように、亡者の形は見えなくなってしまった、亡者の姿は消え失せてしまったのだった。
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第21回青葉乃会「求塚」延期公演
http://aobanokai.exblog.jp/32151065/
2021-02-17T14:31:00+09:00
2021-02-17T16:23:18+09:00
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第21回青葉乃会「求塚」・延期公演
昨年コロナ禍で実現できなかった公演を、今年の春仕切り直して行います。
第21回青葉乃会「求塚」 令和2年4月25日(土)
第21回青葉乃会「求塚」 延期公演 令和3年4月25日(日)
舞台の空き状況で選んだのですが、偶然にも月日はまったく同じ、番組もまったく同じに組むことができました。
チラシは配色を変えて新たに作り直しました。
新型コロナウイルス感染症拡大防止のための非常事態宣言が発出されていますが、
今日からワクチン接種が開始され、また感染者数も減少の傾向にありますので、
延期公演のご案内をさせて頂くことにしました。
●第21回青葉乃会「求塚」延期公演 番組詳細
日時:令和3年4月25日(日) 午後2時開演
会場:宝生能楽堂
【番組】
・解説 -当日の番組案内-
講師 姫野敦子(清泉女子大学准教授)
・仕舞
笹之段 野村四郎
笠之段 観世銕之丞
・狂言
素襖落(すおうおとし)
太郎冠者 山本東次郎
主 山本則孝
伯父 山本則俊
・能
求塚(もとめずか)
シテ 里女、兎名日少女(うないおとめ)ノ霊 柴田稔
ワキ 旅僧 森常好
アイ 所ノ者 山本凜太郎
笛 松田弘之
小鼓 大倉源次郎
大鼓 原岡一之
太鼓 小寺眞佐人
地謡 観世銕之丞他
後見 野村四郎他
終演予定 午後5時頃
【チケット料金】
S席(正面特別席) 8000円
A席(正面後方席) 7000円
B席(脇正面席) 6000円
C席(脇正面後方、中正面)5000円
学生席 3000円
●事前講座 〜ここが面白い「求塚」〜
日時:令和3年4月15 日(木) 午後6時半〜8時
会場::銕仙会能楽研修所 (表参道)
講師::姫野敦子(清泉女子大学准教授)
入場無料(チケット購入者)
●お申込み・お問い合わせ
銕仙会 03-3401-2285 平日午前10時〜午後5時
ネットでのお申込み チケットお申込みフォーム (secure.ne.jp)
どうぞよろしくお願い申し上げます。
柴田稔
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新春のお喜びを申し上げます
http://aobanokai.exblog.jp/32080064/
2021-01-01T00:00:00+09:00
2021-01-25T05:02:34+09:00
2021-01-01T07:29:50+09:00
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未分類
そのために自分が出来ること、真摯に向き合って取り組んでいきたく思います。
自分に負けず頑張ります。
令和3年 元旦
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