携帯電話からの更新です。
今年の瓜生山薪能も天気が悪く、雨天会場の春秋座で行われました。
(ここからは宅のPCでの更新です。)
京都市内の北東部、北白川あたりに京都造形大学があり、ここで毎年5月に薪能が催されています。
この大学は瓜生山の斜面に校舎が立ち並んでいるのですが、その頂きに能舞台が設営されます。
ここからは京都市内が一望できて、夕暮れ時の街並みの景色は、それはそれは美しく、日没の時などはまさに神秘的な空間になります。
毎年楽しみに来るのですが、昨年に引き続き今年も天気に泣かされ、残念ながら雨天会場での公演となりました。
番組、
狂言 「素襖落」 茂山千之丞、あきら、童司
能 「楊貴妃」 片山清司 他
狂言は親子三代での競演ですね。千之丞先生には今度の青葉乃会にもご出演いただくことになっているのですが、いやはやそのお元気ふりには感服するばかりです!
能は観世榮夫師の代わりに主後見だった片山清司師が勤められました。
後見の任務を果たされたわけです。後見に任された大役の仕事の一つで、後見が当日急に代役をする事だってあります。後見はただ座っているだけのように見えますが、大変なポジションなのです。
このブログのため大学の関係者の方に、舞台の撮影とブログでの掲載の許可を求めたところ、
「柴田さんのブログ、拝見しています。どうぞご紹介ください。」
という返事が返ってきました。
意外なところで私のブログの読者に出会い、とてもうれしかったですね。(^。^)
この春秋座のホールは市川猿之助一門の方々によって歌舞伎も上演されているようで、歌舞伎小屋仕立ての造りになっています。
両サイドには升席に似た客席があり、花道も常設されています。赤いちょうちんがいっぱいぶら下がっているところなどは、まさに歌舞伎小屋ですね。
仕事のあとは例によって夜の京都の街を徘徊です。友人と合流して、夕食は祇園にある「たま」という割烹料理屋さんへ。最近よく利用しています。
年配の品のいい女将さんともすっかりお馴染みになって、私にとってはとてもくつろげる空間なのです。有機栽培の野菜料理がお勧めで、値段もとてもリーズナブルです。
そのあとは木屋町のとあるバーへ・・・
翌日は高瀬川のほとりを散歩しながら、高台寺あたりまで行って来ました。
新緑がとても鮮やかでした。→
高台寺(→)は豊臣秀吉の妻・ねねが秀吉の菩提を弔うために開創されたお寺なのですが、実はこのあたり室町時代には、能「自然居士」の舞台となっている「雲居寺(うんごじ)」が在ったとされているところなのです。
この近辺で自然居士は人々の喝采を浴びながら、説教を施していたのでしょうね。
この高台寺は八坂神社と清水寺とのちょうど中間にあり、東山山麓の少し小高いところに在ります。
自然居士が説教したであろう近辺を撮影してきました。
スライドショーでご覧ください。
(スライドショーを更新すると、以前の画像がなくなってしまうのが残念なのですが・・・)
あっ、それから今日は僕の誕生日でした。 (^。^)