昨日、『イングリット・フジコ・ヘミング & モスクワフィルハーモニー交響楽団』 (指揮 ユーリー・シモノフ) というコンサートに行ってきました。場所は池袋にある東京芸術劇場。フジコ・へミングのチケットは入手困難なので、今春発売と同時にチケットぴあに申し込んでやっとゲットした貴重なチケットです。
この日は中3の息子とツーショット。
ふだん家でクラシックのCD を聞いていると、「こんなのどこがいいんだ、オレにはわかんねえ~」といっている息子も、フジコ・ヘミングの音楽だけには関心を示すようで、コンサートに誘えば二つ返事で乗ってきました。
もとより私もクラシック音楽には素人で、ただ気分転換で聞いているくらいなもの。
クラシックコンサートも学生時代に行ったきりで、ずいぶんと久しぶりなことです。
まっ、この日はもっぱら、「フジコ」の追っかけ気分で聞きに行きました(笑)
この日の曲目、
一部、チャイコフスキー 「白鳥の湖」 グリンカ 「カマリンスカヤ」
二部、ベートーベン 「皇帝」
一部はピアノなし。 つまりフジコの演奏はなし!
え~、うそだろ。愕然として気が緩んだのか、親子して、夢と現実の間を行ったりきたり・・・
能を観て居眠りするのは最高の贅沢だ、といわれますが、クラッシクでも同じことですね。
贅沢を一杯味わってきました(笑)
二部、こちらはフジコのピアノを大いに引き立たせたオーケストラだったので満足です。
指揮者・ユーリ・シモノフのオーバーアクションも面白かったです。
でも、フジコのいつものショパンやリストの曲が聴きたい、そう思っていると、ついにやってくれました。
アンコール3曲目、でたーーー、
リストの「ラ・カンパネラ」!
よかったです。これを聴けただけでも、高いチケットを買った甲斐があったというもの!
息子も最後に一番好きな曲が聴けたと満足顔でした。
余談・・・
コンサートが終わって、その後、息子とレストランに入ったときのこと。
私がビールを頼んで、持ってきたおねーさんが、ビールはどちらでしょうか?
俺に決まってんだろ、と思って息子の顔を見ると、ま、無理もないか、と思ってしまった。
15歳にしては大人びた風貌をしている。ただし、外見だけ!これはまちがいなし!!