11月4日
ポーランドに到着して4日目です。
ワルシャワ→クラフク→ブロツワフ と移動して、いまはブロツワフに滞在しています。
思ったほど寒くなく、毎日美味しいスープをいただいて元気でやっています。
本日からポーランドでの公演が始まりますが、到着した翌日に行いました教会での奉納をレポートしておきます。
[新作能「鎮魂」のテーマ】
第二次大戦中、ナチス・ドイツによる大量虐殺が行われたポーランドのアウシュビッツ強制収容所での犠牲者、そして東日本大震災で被害を受けた福島県の犠牲者を悼むための鎮魂。
★11月1日(火)
アウシュビッツの近郊にある聖ユゼフ平和教会におきまして新作能「鎮魂」が奉納されました。
ポーランドの11/1は日本でいうお盆の日にあたり、休日となって多くの人のお墓参りさている風景にであいました。
聖ユゼフ平和教会でも朝からミサが行われていまして、ミサの終わった後、信者さんたちの前で「鎮魂」の後半部分の奉納をおこないました。
「鎮魂」の後半部分は、
アウシュビッツで犠牲になったアチュウ青年が、ミルテ(銀梅花)の胸飾りを付けて現れ、再生と昇天の舞を舞い、世界の平和を願って天に帰っていくというものです。
舞台は大理石で作られた祭壇です。
シテは教会の正面玄関から登場し、真ん中の通路を歩み舞台に上がってこられました。
常たく冷えた大理石の上での舞、囃子方、地謡も大理石の上に正座。
犠牲になられた方の事を思うと、これぐらいのことで弱音は吐けないですね!
奉納は無事に終わりました。
終わったあと、教会から暖かいスープをご馳走になりました!
ミネストローネです。美味しかったですね!二杯もお代わりしました。
iPadでアップしていますが、画像が上手くアップできません。
帰国しましたら更新しておきます。