華友会北海道ツアー(H25.8/21~24) ~旅の思い出~二日目(8/22)
・午前 小樽市内観光
・午後 小樽能楽堂おさらい会
・夕刻 懇親会
早朝札幌から小樽に移動し、午前中に小樽市内観光。
12時に小樽能楽堂入り、楽屋で弁当、場当たり、着替え、準備等、13時からの本番に向けてあわただしく時間が過ぎました。
能楽堂の前には華友会の名前入りの掲示板が私たちを迎えてくれました。華友会おさらい会<小樽能楽堂>北海道ツアーのメインイベントです。
【参加者】
・東京華友会有志 17名
・札幌華友会こども能 3名
・札幌能楽体験教室 8名
・特別ゲスト バイオリニスト 1名
今回のおさらい会は、三か所の稽古場の合同発表会となります。
【番組】
東京華友会は、素謡7番・仕舞9番。
札幌華友会こども能は、素謡1番・仕舞2番。
札幌能楽体験教室は、連吟3番、仕舞8番。
私の「高砂」舞囃子
最後にはバイオリンの特別演奏がプレゼントされました。
〔東京華友会 素謡「杜若」〕
シテの女性(前列の左側)は御年93才になられます。このツアーにもお一人でお元気で参加されました。
〔札幌華友会こども能 素謡「鶴亀」〕
札幌で稽古しています三人兄弟です。鶴亀は完ぺきに覚えて謡っています。
〔札幌能楽体験教室 連吟「高砂」〕
短期間の稽古にもかかわらず、自主稽古の成果でしょうか、皆さん謡本を見ずにまっすぐ前を向いて謡っておられます。気持ちの良い舞台姿です。
〔特別公演 杉田知子さんによるバイオリン演奏〕
手元にこれだけしかないので、入手次第アップします。
・小樽能楽堂でおさらい会をすることになった経緯今年の2月から札幌で能楽体験教室が始まりました。
この教室は、佐藤敦子さんが<能楽体験「人間五十年」>というイベントを立ち上げられたことに始まります。
このブログでその時のことを取り上げています→
こちらまで今年の二月から稽古が始まり、三か月間、三回稽古して「人間五十年」を仕上げるという内容でした。
これに参加された桑島まゆみさん(お母様を石狩で稽古しています)から、小樽能楽堂で発表会をやればどうですかという提案をいただき、二月から三回で仕上げる目標を、八月まで引き伸ばし今回の小樽能楽堂での発表会となりました。
体験教室の皆さま方だけでは発表会は一時間もかからずに終わってしまいます。
そこで私が東京の華友会の方々に参加を呼びかけ、いつも銕仙会の舞台で行っています夏のおさらい会を、小樽能楽堂で行う運びとなりました。
札幌こども能のメンバーは、逗子こども能で稽古していた3人兄弟のお父様が札幌に転勤となり、三年前から札幌で引き続き稽古をしています。
三人兄弟も能楽堂での舞台は初体験となりました。
特別ゲストのバイオリニスト・杉田知子さんは、今回のツアーコンダクター森本恵美さんからの紹介で、能楽堂でバイオリンの演奏を追加すればというお話をいただきました。
私がバイオリンの音楽に合わせて舞を舞うことも考えましたが、今回は断念しました!
能楽堂は音響がとてもよく、聞いてられる方も心地よいバイオリンの響きに心が癒されたことだと思います。
・小樽能楽堂は切戸が使えない小樽能楽堂は小樽公会堂の中にあります。このブルグでも取り上げました。→
こちらまでこの舞台で少し困ったことがありました。
舞台右手から出入りする切戸口が使えません。
建物を移築した際、能の舞台だけ移築されましたので、舞台後方に部屋がなく、切土口の後ろは野外となっています。したがって舞台への出入りはすべて幕からになってしまいます。
これだと出入りに時間がかかってしまうので、次の番組に出る人には一の松(舞台に近い松)の所で待機してもらい、舞台へ移動する時間の短縮を試みました。
最終的には見事に予定時間通りに終了しました。
【懇親会】
会場:ホテルソニア・「すし処きた浜」
おさらい会終了後は、宿泊ホテルにあるお寿司屋さんで行いました。
石狩で稽古していますお弟子さんが、おさらい会と懇親会にも駆けつけてくれました。
翌日94才の誕生日を迎えられるとのことで、みんなでお祝いの歌を歌いました。\(^o^)/
賑やかな懇親会でした。不安だった舞台も終わり、みんな安らぎのひと時です。
・二次会
懇親会が終わって、体験教室の方の先導で小樽の夜の街を徘徊し、とあるバーに行きました。
そのバーのマスターバーテンダーは
野田浩史さんという方ですが、業界では有名な方だそうです。
野田さんお薦めのお酒をいただきました。これです。
ハイボール
スーパーニッカの炭酸割りですが、ご覧下さい氷は頭しか見えていません。決して氷が浮いているのではありません。普通のハイボールに限らず水割りはグラスに氷が全部見えます。なぜか!
野田さんいわく、グラスと炭酸を氷と同じ温度まで冷やして作るとこうなるのだそうです。
へぇぇぇぇぇぇぇぇ! すごいです!!!
飲み続けていくと氷が姿を現していきます。
前回にあげた小樽運河の夜の写真はバーからの帰り道で撮りました。
二日目も無事終了です!