7月24日
「川崎こども能楽教室」の仕舞・謡発表会に、今年も「逗子こども能」が参加させていただきました。
毎年夏の恒例になっていますこの行事ですが、次代を担うこども達舞台姿は、溌剌とした躍動感にあふれていました。
銕仙会の鵜沢久師が指導されている川崎こども能楽教室は24年も続いています。
四半世紀にも及ぶこの活動は素晴らしいことですね。
この教室から巣立ったども達の中からは、ある子どもは能楽研究者になった、また小学校の先生になって積極的にこども達に能の授業をしていると聞きました。
こうした専門職に携わらなくても、やがては能の観客の一人となってくれるはずです。
幼い時の能の体験が、大きな力となって、確実に能を受け継いでくれいています。
そのためにも我々能楽師は日ごろの舞台はもちろんのことですが、こうした普及活動にも積極的に取り組まなければならないと、その任務を痛感します。