8月12日 御殿山会館においてゆかた会
鹿沼の稽古場は、2年前、故若松健史師のあとを引き継いで稽古に伺っています。
月に一度の稽古ですが、現在15名のお弟子さんたちが熱心に稽古に来られています。
毎年、新年会とゆかた会は必ず行われていたようで、その習慣によって今年もゆかた会を催しました。
番組は素謡8番、仕舞8番。
朝9時半から始めて午後3時過ぎには終了。
4時から打ち上げの宴会です!
一日のサークルが早いですね!!!
稽古場の会場は鹿沼市役所の裏手にある御殿山公演の一角にあり、春には桜が満開になり、鶯のさえずりが稽古場まで聞こえてきます。
すぐ近くの大宮神社には、鳥居には大きな杉の木がそびえ立ち、鳥居越しに見る社殿はなかなかの風格があります。
宴会は、この稽古場からバスで30分山手の方に移動した「なかにし」という割烹屋で行われました。
地元では有名なところだそうですが、玄関には店の看板もなければメニューもありませんでした。
味に自信があるのでしょうね!
このお店のお自慢は鮎料理。
写真は「鯉のカルパッチョ」と、「鯉濃(こいこく)」という味噌汁です。
両品とも人生初体験でした。
「鯉のカルパッチョ」
鯉の臭みは全くなく、白身魚のようにさっぱりと美味でした。
「鯉濃(こいこく)」
薄味の味噌汁で、こちらも臭みはなく、鯉の身はとろけるように柔らかでした。
「鯉濃(こいこく)」とは、鯉の輪切りを濃(こく)しょうという味噌で煮込んだ味噌汁で、臭みのある魚や肉に合える料理だそうです。