5月31日
「逗子こども能」が来春の発表会に向け、新たなスターを切りました。
今回の応募に集まったのは、年長さんから中学3年生まで、なんと35名。
今までで最高の人数ととなりました。
逗子という町に能が根付いてきた証なのでしょうか!
こども達35名のうち、新人が10名。あと10名は創設からの参加者で、特に、
今年高校生になった「逗子こども能」OB(笑)は、大人の稽古に参加してくれました。
みんな能が好きになってくれています。
教える側としてはこれほどありがたいことはありません。
稽古していても、ほんとに楽しそうに付いてきてくれるので、とてもやりがいがあります。
実際のところ、こどもの稽古は大人の稽古に比べて、何倍もの体力がいります。
こちらが疲れてすこしでもテンションを下げると、こども達も同じようにテンションを下げてしまいます。
オウム返しに、真似をすることが稽古の基本ですので、真似をしてほしくないところまで、きっちりと観察されてしまいます。
ですから手を抜けません。
その数35名となると、これはもう脅威というよりほかありません!(笑)
でも頑張った成果が出るとうれしくなり、その快感が病みつきにもなるのですが。
新入生のこども達は、何の稽古をしているのかさっぱりわからないまま、ただ大きな声を出して、楽しそうに舞台を走り回っています。
まずはこれでいいのです。
これからが楽しみです。
※「逗子こども能」は逗子市芸術文化事業協会と逗子市教育委員会が主催されています。