ポーランド6日目
新作能「『調律師ーショパンの能」の公演最終日でした。
3回目ともなると気持ちにずいぶんと余裕ができて、楽な感じで舞台を勤めることができました。
新作能なので、体に言葉が完全に入るまでは時間がかかりますし、地頭という重要なポジションでの舞台ですので、
それなりにプレッシャーはありましたが、地謡の周りの人たちの協力もあり、なんとか無事終えることができました。
三日間とも満員のお客様でした。
前回書き忘れていたことがひとつあります。
この劇場での公演では、舞台の両端に大きなモニターを置き、ポーランド語で字幕を写していました。
字幕をずっと眺めている人や、字幕には目もくれず舞台に集中している人、さまざまだったようです。
日本での凱旋公演で、国立能楽堂では日本語とポーランド語での字幕を用意するようです。
終演後、ピアニストのMagdalena Lisakさんに記念ショットをお願いしました。
ピアノを引き出すタイミングもずいぶんと馴染んでこられて、この日は彼女本来のピアノが弾けたのではないか、そんな印象うけました。
続く